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開放感の技が光る!インナーガレージ最優先の家
天井を高く、壁を少なく、すっきり収納で圧迫感ゼロ
「この冬は大雪だったので完成が間に合って本当に良かった」。ご主人がこう話すのは新居に組み込んだインナーガレージのことです。ご自身の単身赴任の可能性を考えて、「外に置くカーポートだと、私のいない間、カーポートの屋根に積もった雪の処理を、妻が行うのは危なくて心配なので」と家づくりの絶対条件としました。
ところがいくつか住宅会社を回ってみると、インナーガレージは費用がかかるとの理由でカーポートをすすめられることが多かったのだと言います。そうした中で手ごたえがあったのが、同僚や仕事の顧客から評判を聞いていた横尾建設でした。「社長 が『できますよ』と言ってくださったんです。 なるべく広くしたいという、こちらの意向も汲んでくれました」。車2台を置けるだけではなく、ご主人の念願だったバーベキューもできる余裕の広さ。奥様手づくりの梅酒を保管する大型ストッカーのスペースも確保した、使い出のあるガレージが完成しました。
「そのかわり居住スペースは少しだけ小さめ」とご主人。「見た目よりも機能性」と口をそろえるご夫妻は、その限りある1階面積の中でも収納とサンルームを優先したため、LDKが16.5畳と小さめになったのです。ただ、もともと床座り生活のご一家はリビングの座卓が食卓を兼ねるので、実用の面では広さにさほど問題はありません。問題は心理的な圧迫感ですが、そこは横尾建設の提案でつくった折り上げ天井、や壁の一部に組み込んだ“木格子"が解決してくれました。「天井が高いし、格子の見通しもいい。もうちょっと広いほうがいいと思っていたのですが、住んでみたら十分でした。休日はほとんどここに座って過ごし ています」と面積以上の快適さを実感しています。
1階の床には、床座り生活にやさしい、柔らかな無垢のパイン材を使いました。足ざわりが良い反面、傷つきやすい素材ですがご夫妻は気に入っています。「子どもがおもちゃを投げるから傷がすごい。でも、あったかいからいいんです」とご主人。「と、言い聞かせています」と奥様がつけ加え、みんなで笑い合いました。