STORY
色で楽しく、木で温もりを。雪国の冬を晴れやかに暮らす
畳と無垢と大黒柱に心が安らぐ一家団らんは掘りごたつで
「最初、この色はないなと思ったんです。でも、横尾社長に洗脳されました」と笑顔でおっしゃる春日様ご夫妻。目に飛び込んでくるのは、キッチンの鮮やかなグリーンです。梁・柱・床に使った無垢材の存在感が強いため、キッチンも強い色の方が、バランスがいいと言う社長のアドバイスに従いました。「それに、”気分が明るくなるし、すごくいいですよ“って。このあたりは雪が多くて、降り始めるとほんとにストレスがたまるんです。この色にして良かった」。ほかにも、2階の一番陽当たりの良い場所を物干し用のサンルームにするなど、随所に工夫があります。
▲冬に悪天候の続く北陸では、洗濯物を干すサンルームが欠かせない。壁には、折りたたみ式のアイロン台を取り付けた。
▶︎寝室は8畳のゆったりサイズ。ダークブラウンのクロスはご主人たっての希望。「やっぱり寝室は落ち着いた雰囲気がいいので」。
そんな春日様のお宅の中で、一番暖かで楽しい場所が、キッチンの正面に設けた掘りごたつダイニングです。ご実家も掘りごたつだったというご主人が、「やっぱり楽に足を下ろせる方がいい」と希望しました。小上がりにせずにリビングと地続きにしてあるため、LDKの大きな空間は分断されることなく広いまま。一方でキッチンスペースは一段低くしてあるので、家族の目線はいつでも一緒です。どっしりとした7寸ヒノキの大黒柱を背にして、畳に腰を下ろしてテレビでも見れば、ちょっと懐かしい茶の間の雰囲気が味わえます。アパート暮らしのときは、元気に遊ぶ曖那ちゃんに、「ドンドンしないの」と叱るのが口癖だったと言います。日に日に大きくなっていく娘の姿を見て、家づくりを決めました。「そこらじゅう走り回るから頭をガンガンぶつけるんですよ」とご主人。「でも、ほんとにうれしそうなので、私もそれが一番うれしいです」。