STORY
心はいつもホカホカ。色が癒やす温もりの家
心理的に温める暖色系でコーディネート
ダークブラウンの天井に黄色みがかった壁。電球色の明かりが灯ると、リビングは夕暮れ時のような懐かしさと安心感に包まれます。
「イメージは“暖かい家”。心理的に暖かくしたくて暖色系を使いました」とご主人。ドアやサッシはもちろん、ダウンライトの内側まで暖色に。ウォールナットやチークの色合いが好きで、家具は形が気に入ったものを中古で購入し、ご自身が自分で塗装し直しています。「今度は自分でテーブルをつくる予定。長い年月をかけ内装に合う家具にしていきます」。
革細工が趣味など、モノづくりが得意なご主人だからこそ家づくりでは性能を重視しました。「横尾建設さんは、長期優良住宅ということもあって性能がとても良いと感じました。それでいて大手ほど値段が高くない。そうした“売り”を自分で言わないところがまた良かったんです。土地からお願いすることにしました」。
固定資産税を考慮して“出来れば200平米以下”と依頼したところ、すぐに160平米ほどの土地が見つかりました。ただ、変形地であったため建坪はかなり制限されることになり、狭さを感じさせない間取りがご夫婦の課題となりました。
「廊下はつくらない。なるべくドアは付けずに、一つのつながった空間にする」。これがご夫婦の基本的な考えです。
リビングとダイニングは中央の階段を軸に、オフセットされた位置関係です。階段からおりてくるとちょうどダイニングとリビングの中央に出るので、必ずパパとママと目が合い、子供たちも安心です。ダイニングとリビングをつなぐくびれの幅も1.8mと広めに取ったので、通路というよりホールとして使えて、狭さを感じません。
結果、ソファから少し身を乗り出せば、7m先のキッチンまでは視線は幅広く一直線。互いに死角は残りますが、オフセットされた感じがかえって内装に合っています。「子供が走り回っちゃって。意図しない使い方は心苦しいのですけど、すごく楽しそうで・・・」と、うれしそうに話すご夫婦でした。