STORY
なぜか一緒にいたくなる、薪ストーブのある無垢の家
人が集まる仕掛けは炎と光、にぎわいいの中心は小上がりに
とても仲の良い藤代様ご家族。奥様が赤ちゃんと2人で和室を寝室代わりに使うようになったところ、ご主人とお子様達が一緒に寝たいと言いだし、つい最近まで四畳半のスペースに5人が肩を寄せ合って寝ていたそうです。
ご夫婦にとって何よりも大事なのは家族のふれあい。その思いは薪ストーブに表れています。ご主人のあこがれというだけでなく、炎の周りには自然と人が集まるという話を聞き、導入を決めました。
低めにつくった小上がりのへりにみんなで腰掛けて、薪ストーブを前におしゃべりをしたり、映画を見たり、無垢の床にはじんわりと暖かさが染み込み、初めての冬は見も心もぬくぬくと過ごしました。
薪ストーブの雰囲気に合わせて照明にもこだわりました。間接照明を多く使い、日常とは異なるすこしだけ贅沢な空間を演出しています。そんな中あえてダイニングの照明を明るいペンダント型にしたのは家族とのふれあいを考えたから。「ほかと比べてここだけ明るい。するとみんなここに集まってくるんです」とご主人。長時間いても疲れにくいようにと掘りごたつ式にしたダイニングテーブルでは、お子様達が絵を描いたりして遊んでいるのだそう。ご主人思い通りです。
その、テーブルとキッチンとのやりとりのしやすさが藤代家の一番の魅力でしょう。テーブルとキッチンの高低差があまりなく、家族の会話が弾みます。また、ワークトップがフルフラット型であるため、互いの視線がさえぎられることがありません。
キッチンがアイランド型なのも効いています。左右から回り込めるため、お手伝いをするお子さん達の動きもスムーズ。ぐるぐるまわって楽しんでお料理を運んでいきます。つくる側と待つ側とに分かれることなく、みんなで用意してみんなで食べるという一体感を気にいっています。
キッチン収納の上部には間接照明を設けました。ここをつけて周りの照明を落とすと、あたりはバーの雰囲気に。奥様はおつまみをつくりながら、ご主人はテーブルで、夫婦水入らずの晩酌タイム。子育ての合間のゆったりとしたひとときです。