自己資金の確認
今回は「自己資金の確認」について書こう と思います。
ところで、そもそも「自己資金」って何でしょ うか?私が考える「自己資金」の定義は...
○○家の預貯金のうち、家づくりに使える現金の総額のことです。
つまり教育資金ですとか、老後資金、万が 一の場合の予備費は、別枠で取っておかなけ ればなりません。
とても面倒な話になりそうですが、ご心配無く。皆さまだけではありません。ほとんどの方がそう思っています。
いちばん大事なのはこういう話をご夫婦で、 膝を交えてやってみることです。(恥ずかしがらないでくださいね。)
良い機会ですから、とことん電卓を叩いて みてください。(ちなみにへそくりがバレて喧 嘩になっても、私は一切責任は取れませんの でご了承ください ( 笑 ))
こういった話し合いをされた後に、必ず私 のところにくる質問で、「家電や家具を買う費用は、やはり予備費として別に用意しておい た方が良いのでしょうか?」というご質問が あります。
結論を言うと、どちらでも構いません。私の場合は、心配だったら家電・家具代を 家代として含めることもありますし、アパートにあるものを使えるのであれば、無理に計上することはないという説明をさせていただ いています。
こうやって自己資金が確定すると、借入額 と合算し、「総予算」が決まります。 これは大事なことです。何が大事なのかと いうと・・・「順番」です。
そうです。住宅メーカーと接触する前に、 この作業を行なっておくことに意味があるの です。
今までお話してきたこのプロセスを踏んで頂くと、予算を決めるのは自分たちになりま す。 ところが、その前に住宅メーカーと接触すると、予算を決めるのは彼らになってしまうのです。
「銀行融資枠は、ここまで大丈夫そうですよ...」 「ほかのお客さんも、このぐらいは...」 「一生に一度の家づくりですから...」
海千山千の住宅メーカーによって、○○家の 予算が膨らんでいってしまいます。素人が話 してもかなうわけがありません。
そういったことにならないように、あらかじめご夫婦で話し合って、自己資金を明確にしておくことをおススメします。