扶養控除の範囲内?? | 上越市の省エネ住宅のことなら横尾建設工業

扶養控除の範囲内??

資金計画を考える上で、奥様の今後の働き方はもの すごく重要になってきます。 だからといって「働け!」と言うわけではありません。しかし、パート程度でも収入が見込めると、将来の資 金計画がゆとりあるものになることは、間違いありません。
もちろん私が言うまでもなく、「家を買ったら働きにいきますよ。」と言われる奥様が圧倒的に多いのも現状です。
100 組のご家族の資金計画をすると、99 組の奥様は、なにかしら働くことを選択されます。
そこで、問題なのが「働き方」です。多くの奥様は「扶養の範囲内で働きたい。」と希望されます。問題は、この「扶養の範囲内というのは、一体いくら?」ということなのです。
そもそも扶養の範囲内という定義があいまいなものです。扶養の範囲内という話をする時によく出る金額 は、103 万円なのですが、
どうしてこれが扶養の範囲内なのでしょうか?この 103 万円というのは、実は所得税がかからない 収入の上限なのです。
言い方を換えれば、これ以上働 くと税金を払わなくてはいけない、ということです。
じゃあ税金を払うことはダメなのか? ということ にはなりません。仮に 103 万円を超えて 120 万円まで 働いたとしても支払う税金は、所得税・住民税併せて 32,000 円程度です。つまり、14 万円程度は手取りが増える計算になりま す。 しかし、こうやって説明すると勘のいい人はこう思うはずでしょう。
「でも 103 万円を超えると旦那の税金 が増えるじゃないですか?」 その通りです。でも、この金額も実はそれほどではありません。
ご主人の収入によっても違いますが、1 万円から 2 万円程度です。払う税金が増えますが、手取りも増えるのです。

じゃあ、「扶養家族って関係ないのか?」という話に なりそうですが、そうでもありません。 重要なのは 130 万円の壁なのです。
130 万円の壁があるという話はあまり聞いたことが ないかもしれません。しかし、この壁がとても大きな壁です。
なぜなら、収入が 130 万円を超えると奥様自身で、国民年金・国民健康保険を払わないといけないからです。
130 万円未満であれば、ご主人の扶養家族ということで、保険料を払うことなく、健康保険に加入し、国民年金も払っているとみなされます。
しかし、130 万円以上になることで、年金を健康保 険を払わなければならないのです。その額、約 30 万円。 つまり手取りは 129 万円の時に比べ大幅に減ってしま うのです。気をつけなければいけないのはこの 130 万円の壁の 方なのです。もし、130 万円を超えるのであれば、160 ~ 180 万円ぐらいの収入にならないと意味がありませ ん。
それ以外にも気をつけないといけないことがありま す。
それは、ご主人の会社の家族手当の基準です。もし ご主人が会社から奥様分の家族手当の支給を受けてい る場合は、その家族手当の基準がいくらなのかは調べておくべきです。 会社によっては奥さんの年収が 103 万円を超すと家 族手当が打ち切られる場合もあります。
手当の金額次 第では、103 万円に留めておいたほうが、トータルで 手取りが多い可能性もあるからです。
ウワサ話に惑わされることなく、ご自分で一度計算 してみましょう。

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