共働きの場合の住宅ローン その3
皆さま、こんにちは。暦の上ではすでに春なのですが、寒さは一層つのるばかりですね。
さて、前回に引き続き、『【3】住宅ローンの 形態』をお話させていただきます。
【1】 共働きでの資金計画方法
【2】 住宅ローン控除の活用
【3】 住宅ローンの形態
住宅ローンの種類は、いくつもの銀行のチラシや、インターネットの情報などをいろいろご 覧になられて、「いっぱいあるんだな、たくさんあってどれを選べばいいのかわからないな」と 思われているかもしれません。
どの住宅ローンにするかは、家を購入する上 で、大きく悩むポイントだと思います。住宅ロー ン選びを間違えると、将来返済に困ったり、 余分な利息や手数料を百万円単位で、余計に 支払うことになります。
ですので、住宅ローン選びはしっかり考えたほうが良いです。
住宅ローンを選ぶ際には、銀行の金利の比較に目が行きます。こちらの銀行は何%で、あちらは何%で、という具合です。
たしかに金利の比較も大事ですが、その前に どの住宅ローンのタイプにするか、を考える 必要があります。なぜなら、単純な金利比較だ けでは本当にあなたに合っている住宅ローンを 選べられないからです。
住宅ローンの種類は、たくさんあるように見え ますが、実は基本は3つです。それを大きく分けると、実際は2つしかありません。「変動」か「固定」かを、詳しく説明します。
①変動金利 ・・・・・ 変動タイプ
②固定金利期間選択型 ・・・・・ 変動タイプ
③全期間固定型 ・・・・・ 固定タイプ
(※その他、預金連動型(変タイプ)がありますが、 ちょっとイレギュラーなので省きます。)
①まず、「変動金利」とは、読んで字のごとく、 変動していく金利のことです。これは、半年に 1回金利が変わるかもしれない住宅ローンで す。現在の金利水準は、0.5%~ 0.7%の間く らいです。
②次に「固定金利期間選択型」というもの。変動 金利の仲間です。借り入れてから3年、5年、 10 年といった一定の期間は金利を固定し、そ の決められた期間が過ぎると変動金利になる、 という住宅ローンです。
現在の金利水準は、大 体 0.8%~ 1.1%程度です。
③「全期間固定型」。これは、全期間固定する金利 です。一番最初の条件が決まれば、返済期間中 はずっと同じ支払いでローンを支払っていくものです。
その間に金利は全く動きません。現在 の金利水準は、大体 1.3%~ 1.4%です。フラット 35 などが、代表的な固定金利です。
簡単ではございますが、以下の表の種類と特徴をご覧ください。